2017.1.3 ゆびさして こえにだして 
ゆびさして#クリスマス!

みなさん年末年始いかがお過ごしでしょうか。

12月に入ると街が電飾で彩られ、クリスマスのイルミネーションを見に行こう!という方も多いと思います。
実は、今回この景観のコラムのお話をもらってすぐに「あれをご紹介しよう!」と思った、宮崎ならでは(だと思った)景観があるんです。

 

タイトルを見ている方は想像していると思いますが、今回ご紹介する景観は、そう、クリスマスイルミネーションです。
そんなの普通じゃない?と思われたでしょう?いえ、普通じゃないんです。

まだ私が宮崎に住んでいない頃に訪れた宮崎。駅に迎えに来てくれた義理の母は、私に「イルミネーション見に行こうか!」と誘ってくれました。イルミネーションと聞いて、私は、街の大通りとか、ショッピングモールとか、テーマパークとか、そういう場所のイルミネーションを想像して、車に乗り込みました。

これが宮崎のクリスマスイルミネーションか〜と、キラキラした景色が流れていくのを見ていました。すると、街から離れ始めます。違う場所へ向かうんだな〜と思いました。どんどん住宅地に入り込んでいきます。あれ?誰かの家に寄るのかな?何も気に留めていませんでした。すると、暗闇に浮かんで出てきたのは個人宅のイルミネーションです。

えっ?と不思議に思いました。普通の家の敷地内が、様々な電飾で飾られ、光り輝いています。「ここは何ですか?」と義理の母に聞くと、「○○さん家」と個人名が出てきます。そこでまた、えっ?です(笑)頭の中にハテナがたくさん浮かびました。これが、私と個人宅イルミネーションの出会いでした。

 

その後、宮崎に移り住んだ私は、飲食店でクリスマスイルミネーションの特集を組んでいるタウン情報誌をパラパラとめくっていました。すると、見慣れた観光地や公共施設の紹介に混ざって、『三原邸』という文字に目が止まります。ここまでは普通です。歴史上の人物の住居が保存され、文化財になっていたり、施設として活用されていたりはよく聞く話です。

しかし、読み進めてみると軽々しく「三原さん」と文中で呼んでいたりします。有名な方のお宅なのかな〜と思いました。そこに掲載されている写真も、他の観光地に引けを取らない規模です。この人は何なのだろう?またまた疑問でした。

この方、宮崎県民には有名な川南町の三原さん。誰に聞いても、「川南でしょ?」「三原さん家ね!」と知っているような返事が返ってきます。調べてみると、個人で自宅周辺を電飾で演出していらっしゃって、イルミネーションスポットになっているということがわかりました。5万個の電球。ビッグツリーに、ビッグサンタ。しかも毎年規模がどんどん大きくなっていて、カフェも併設!なんとも驚きです。

Facebookでも、「川南・三原さん家イルミネーション」というローカルポイントが作られていて、行った方の投稿を眺めることができます。

「三原さん家」そう気軽に呼ぶには恐れ多い、バイタリティあふれる心意気というか、気合いに、感服。娘が大きくなったら一緒に見に行ってみようと思う母なのでした。

 

なんでも、宮崎の個人宅にイルミネーションを施す方が多いのは、この三原さんが影響しているとか。
ひょっとしたら今、全国各地でそのような活動をされている方も多くいらっしゃるのかもしれませんが、「個人宅イルミネーション発祥の地」と言われている「三原さん家」。一度見る価値はあり!だと思います。

 

さて、最後に、私が今年楽しんだ個人宅イルミネーションをご紹介。

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交通量の多い、住宅街の交差点のお宅。ベランダを使って一階に氷柱が降りているような電飾の配置。2階の窓には、サンタが梯子を上り下りしている様子が見えて、その様子も楽しめる。

 

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これも住宅街の曲がり角。周囲に街灯や信号機など光の強いものがないため、とても目立つ。垣根をうまく使って、小さなキャラクターの電飾をバランスよく配置。子どもが喜ぶ。

 

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住宅街ではない、割と車通りの多い交差点にある個人宅(だと思う)。毎年メッセージが描かれているらしい。広い敷地内には、トナカイ以外にも子どもが好きなキャラクターがたくさん立っている。この時期はビニールハウスまで、光のトンネルになっている。

 

 

子どもが小さく、夜にドライブできない身分なので、本当に通勤途中や保育園のお迎え途中に、突然現れるイルミネーションにハッとします。わざわざ街中に見に行かなくても、家路につく途中に12月を感じさせてくれ、子どもを楽しませてくれる個人宅のイルミネーションでした。

 

この記事を書きながら、ふと、思い出しました。冬に雪が降る地域に住んでいれば、子どもは雪だるまや雪うさぎや、いろいろな形を作って家の脇に並べたりしているなぁと。子どもの頃、その雪の造形物を見つけるととても楽しい気分になったものでした。これもまた、冬ならではの景観ですよね。宮崎では雪もほとんど降りません。12月と言っても、コートやジャケットを羽織るほどの寒さの日なんて、数えるほど。そんな宮崎の大人たちが、子どもを楽しませるため、もしくは大人の子ども心をくすぐるために考えた、季節の遊びなのかもしれません。

 

12月の宮崎。雪まつりはありませんが、イルミネーション個人宅巡り、そんな冬の景観の楽しみ方もありかもしれません。そしてぜひ、あなたの家の近くにも素敵なイルミネーションの「○○さん家」探してみてくださいね。




タカハシコズエ


沈んだ気分を上げてくれる、それはアートと音楽と美味しいもの、そして人との会話。福岡のど真ん中から宮崎の中心地へ転居。お気に入りをコツコツ開拓・奮闘しているワーキングマザー。同じまちなかでも福岡とはまた違う宮崎を、子育てしながら楽しんでいます。