2018.10.12 FUBA レポート 
第28回福岡市都市景観賞の書類選考・現地一次選考が行われました。

各部門の現地一次選考が10月9日から10月11日まで実施されました。

第28回福岡市都市景観賞は、多くの方の推薦により800以上の応募がありました。
たくさんのご応募ありがとうございました。
応募された作品は、ランドスケープ・建築・広告・活動の4つの部門に分けられ、全選考委員による書類選考と各部門の現地一次選考が実施されます。

まず始めに募集された作品は、景観賞事務局で精査を行い該当する分野に振り分けられ369作品となりました。その後、全選考委員による書類選考が実施され一次選考に通過した作品は28作品となりました。一次選考では28作品からさらに20作品まで絞られます。また、一次選考を通過した作品は市民賞の作品としてもノミネートされます。

今回は、各部門の現地一次選考の様子をご紹介します。
書類選考では判断ができない作品を中心に福岡市を巡りました。

 

まず最初に10月9日に実施されたランドスケープ部門の現地一次選考の様子です。

 

●新天町アーケード
●山ノ鼻古墳公園
●天神紺屋町通り
●大濠公園
●清川ロータリー
●西日本シティ銀行 ココロ館(ココロガーデン)
●「博多の台所」柳橋連合市場
●地層のフォリー
●屋台の景観

 

 

ランドスケープとは景色、風景という意味です。建築およびデザインの分野では、都市における広場や公園などの公共空間のデザインのことです。福岡市都市景観賞のランドスケープ部門では、まちなみ、公園、身近な広場、緑、道路、橋などの作品になります。作品自体の選考はもちろんのこと、作品と周辺の街並みとの調和や市民生活との関連性、地域の特徴や歴史などの背景も重要な選考基準となります。

実際に現地に行かれた選考委員の意見を挙げると、例えば柳橋連合市場では、都市的なにぎわいが注目を集める近年の福岡市において都市的なものでない「雑多な生活感が深み」を出したところが重要である。ココロガーデンは、デザインした作品性の高いものとして評価した。実際に現地を確認し、景観的にも“見栄”があったなどの意見がありました。
次に、10月10日に実施された建築部門部門の現地一次選考の様子です。

 

●森のおうち保育園
●西南学院大学図書館
●福岡県司法書士会館
●平尾保育園
●光圓寺
●大洋映画劇場ビル
●ボートハウス大濠パーク

 

建築部門は、住宅、店鋪、ホテル、学校、病院など、昔から愛される建物や福岡市のシンボル、建物、これからの時代において地域の象徴的存在になりうる建物などが対象作品となります。第28回では建築のプランよりも都市景観という観点から外観を重視しての選考となりました。
森のおうち保育園は閑静な住宅地になじんでいて、周囲の環境にも貢献している。特に外廊下が面白い。光圓寺は、25年前からあり独特なコンクリート打ち放しの重厚な表現が特徴。前庭の風景が美しく都会の中にオアシスのような小さな別世界を作っており評価ができる。太陽映画劇場ビルは、アールデコ調のレトロな雰囲気を持っていて中州の歴史を今に伝えている。映画の盛んだった時代のイメージを今に伝える貴重な建物など意見がありました。その反面、最近建った建築と長い年月にわたり市民に愛されている建物を同じ基準で評価することに無理があるなどの難しい判断もあった。

 

続いて10月10日に実施された活動部門です。

 

●NAKASU JAZZ
●福岡市水源林ボランティアの会
●きんしゃいきゃんぱす
●NPO法人福岡建築ファウンデ―ション
●和白干潟の保全活動
●Fukuoka Growth Next(旧大名小学校)
●福岡マラソン

 

 

 

活動部門は、祭り、行事、地域でのまちづくり活動など、市民の生活に活気をもたらしたり伝統行事を大切に維持したり受け継いだりと、福岡市に感動や驚き、大切にされている活動などが対象となります。なお、活動部門においては現存で確認することが困難なため、団体から提出いただいた過去の実施資料や広告物、HPの情報などを参考に書類審査が実施されました。書類選考から絞られた作品をご紹介しています。
社会課題解決のための活動実績や継続性、活動が地域や市民の生活が賑わっているなどの効果など基準に選考が行われました。

 

そして最終日、11日に実施された広告部門の現地一次選考の様子です。

 

●イムズライティングキャンバス(外壁懸垂幕)
●福岡市動物園“動物はアートだ”プロジェクト
●パームビーチ・ザ・ガーデンズ 天使の羽
●WeBase 博多
●福岡空港のラーメン滑走路

 

 

 

広告部門では、壁面を利用した看板、車両のラッピング広告などの野外広告物を中心に、誰に何を届けたいかというメッセー性のある広告やスポット、話題性やインパクトのある作品などを選考します。
当日は、あいにくの曇り空、冷たい秋風が吹き荒れるなかで実施されました。担当の方に施設の案内、広告コンセプトや効果などを伺い、実際にどのような人が訪れ、どんな表情やリアクションをされているのかなどを見てきました。第28回では、アプローチの強い、キャッチー、持続可能、愛されているなどの今を反映させた映えることに重点をおき、今後の持続性とメディアの在り方を中心に選考が行われました。

 

今回の一次選考で、果たしてどの作品が選考を通過するのでしょうか。一次選考を通過した作品は、後日に実施される市民の皆さんの投票により賞が決定する市民賞にもノミネートされます。
市民賞の詳細や投票方法については、FUBAにてご紹介しますので、しばらくお待ちください。1日でも早くみなさんに情報をお届けします。

ぜひ市民賞の投票においても、たくさんの方のご参加をお待ちしております。




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フクオカをぐるっと360°捉え直すことを目的としたこの「サンビャクロクジュウド」という名のデザインチームは、NPOと公益社団法人と株式会社の3社が組んだちょっと変わったユニットです。
それぞれのミッションは少し違うのですが、フクオカが良くなるビジョンを持ってデザインに取り組んでいます。